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介護業界どの資格を狙えば良いのか
- 介護の資格を取得して就職の選択肢を増やし、キャリアアップや給与アップを目指しませんか?
- 試験と聞くと不安になるかもしれませんが、そのためにチャンスを逃していませんか?
今回は、多くの介護資格を難易度順にランキングし、有用な資格も併せて紹介しますので、ぜひ参考にして、次のステップに進んでください。
介護職でのキャリアアップ編
介護業界はスタートしやすくキャリアのアップもしやい業界です。まずは、初任者研修を受けてスタートラインにつきましょう。
その後は、自分のワークスタイルに応じて資格を取得し、キャリアアップしていけば良いのです。
初任者研修【難易度:やさしい】
介護職員初任者研修は介護業界への入り口とも得る資格で、誰でもやる気さえあれば簡単に取得できる資格です。
高齢化社会が進む日本において需要が右肩上がりの介護業界は、利用者からの感謝の言葉をもらいながらやりがいとステップアップができおすすめです。
最短ルートなら約1ヶ月で介護職員初任者研修の資格をゲットできる講座もあるので、今すぐ資格が欲しい女性にはおすすめです。
介護未経験者でも参加できる初任者研修では、介護の基本知識や技術、介護に対する考え方を学びます。各都道府県の指定機関や専門学校、民間の資格取得スクールで130時間のカリキュラムが提供されており、通学制や自宅学習+スクーリング(演習)など、ライフスタイルに合わせた取得方法があります。
18歳以上なら性別や年齢を問わず受講可能で、介護職を始めるために必須の資格です。研修の最後には試験がありますが、基礎的な確認程度で難易度は高くありません。
学習期間:1ヶ月
受講費用:18,700円(税込)~
介護業界のやさしい登竜門
実務者研修【難易度:やさしい】
介護業界でステップアップの最初に取りたい資格が実務者研修です。
介護福祉士養成のためのステップとして、実務者研修は取っておきたい資格と言われ、介護職員初任者研修で学んだ介護の基礎的なものを、より実務に即したものとして身に付けることができます。
初任者研修の次のステップとしての実務者研修は、国家資格である介護福祉士の受験資格にもなります。資格保有状況に応じて免除される科目があります。
- 無資格:450時間
- 初任者研修修了者:320時間
- ホームヘルパー1級:95時間
- 基礎研修修了者:50時間
こちらも通学制や自宅学習+スクーリング(演習)があり、働きながら取得するためにはシフト調整や家族の協力が必要です。
介護実務者研修のカリキュラムは初任者研修の約3倍で450時間となっているため、最短ルートの講座でも約3ヶ月は掛かりますが、実務に則した知識や技術ば身に付くので、介護業界で頑張るなら必ず目指したい資格の一つです。
学習期間:1ヶ月~6ヶ月
受講費用:18,000円(税込)~
次のステップへ進むなら
介護福祉士【難易度:普通】
介護業界で手に職となる国家資格が、介護福祉士の資格です。
お年寄りや体の不自由な方の生活サポートや指導を行う仕事で、介護のスペシャリストとしてやりがいのある仕事ができます。
平均月収30万を超える収入も魅力の資格です。
介護福祉士は国家資格で、介護のプロフェッショナルとしてリーダーシップが求められます。3年以上の実務経験と実務者研修修了が受験要件です。
試験合格率は約70%で、計画的に勉強すれば難しくはありません。ただし、仕事や家事、育児を両立しながらの勉強は時間管理が重要です。
学習期間:6ヶ月
受講費用:49,800円(税込)
目指しがいのある国家資格
介護支援専門員(ケアマネージャー)【難易度:やや難しい】
介護業界関連資格の最終目標の一つが介護支援専門員の資格です。
別名ケアマネージャーとも呼ばれる介護支援専門員は、ケアプランの作成や利用者の自立を支援する役割を担います。合格率は20%未満と難易度が高く、介護福祉士や看護師、理学療法士などの資格を持ち、5年以上の実務経験が必要です。試験範囲は広範囲で深い内容をカバーしており、介護福祉士の資格を持たない介護従事者は2018年度以降受験できません。
資格手当がもらえたり、介護業界への就活や転職にも役立つ資格です。
学習期間:3ヶ月~6ヶ月
受講費用:23,427円(税込)~
介護業界の最終目標
【ケア資格ナビ】サービス終了のお知らせ
ケア資格ナビは2024年3月31日をもってサービスを停止いたしました。
社会福祉士【難易度:難しい】
社会福祉士は、社会福祉援助に関する専門的な知識と技術を持っていることを示す国家資格です。
心身や環境上の理由で日常生活を送るのに支障がある人たちの相談を受けて、助言や支援を行うのが、社会福祉士の主な仕事で、非常にやりがいのある人から感謝される仕事です。
社会福祉士は、介護分野に限らず社会福祉全般での専門知識と技術を活かす資格です。国家試験の合格が必須で、受験資格も高いハードルを越えなければなりません。例えば、福祉系大学や短大での課程修了や一般大学卒業後の養成施設での学習が求められます。試験範囲は社会保障論や福祉行政、相談援助理論など広範囲で、非常に難易度が高い試験です。
学習期間:2ヶ月~6ヶ月
受講費用:59,000円(税込)~
国家資格
介護には多くの資格が存在し、取得が容易なものから時間や費用がかかるもの、認知症ケアに特化したものまで様々です。今後、幅広い分野で活躍を目指すなら、働きながら取得できる資格も多数あります。
資格で広がる仕事の選択肢
介護業界に関連する資格はまだまだあります。資格を取ることで仕事の選択肢も広がるので、興味がある資格があれば取得してみると良いでしょう。
介護事務(ケアクラーク)
介護業界の需要は右肩上がりで、新しく建てられるビルを見るとその多くがデイケアサービスをはじめとした介護関連の施設であるというこの頃です。
介護事務の資格は、介護施設や在宅介護サービスにおいて、介護報酬の請求や経理事務を行うために必要です。これにより、現場での実務経験がなくても介護業界に関わることができ、事務的なスキルを活かせます。また、施設運営の裏方として重要な役割を担うため、現場スタッフとの連携もスムーズに行えます。
介護業務に欠かせない介護報酬請求業務(レセプト作成)などの事務を行うための『介護事務』は、3~4ヶ月の準備で取得できる狙い目の資格です。
学習期間:3ヶ月~4ヶ月
受講費用:35,000円(税込)~
レクレーション介護士
レクレーション介護士は、高齢者や障がい者向けのレクリエーション活動を企画・実施する役割です。楽しく健康的な生活を支援するための知識と技術を学び、利用者のQOL(生活の質)向上に寄与します。レクリエーションを通じて、利用者との信頼関係を築くことも大切な要素となります。
ガイドヘルパー
ガイドヘルパーは、視覚障がいや肢体不自由のある方が安全に外出できるようにサポートします。日常生活の範囲を広げ、社会参加を促進するための技術と知識を習得します。公共交通機関の利用支援や外出時の安全確保が主な業務です。
福祉住環境コーディネーター2級・福祉用具専門相談員
福祉住環境コーディネーターは、高齢者や障がい者が住みやすい環境を提案します。バリアフリーリフォームや福祉用具の選定・設置に関するアドバイスを行います。福祉用具専門相談員は、適切な福祉用具の選定と使用方法を指導し、利用者の自立を支援します。
介護予防運動指導員
介護予防運動指導員は、高齢者が健康を維持し、介護を予防するための運動プログラムを提供します。具体的なエクササイズや生活習慣改善の指導を通じて、筋力やバランス機能を向上させ、生活の質を向上させます。
専門知識を深める資格編
専門知識を深めるための資格には、いろいろあります。これらの資格は、認知症ケアのプロフェッショナルとしての成長とキャリアアップに役立ちます。
認知症ライフパートナー
認知症ライフパートナーは、認知症のある方とその家族をサポートするための専門知識を持ちます。認知症の理解を深め、適切なケア方法を提案することで、生活の質を向上させます。家族の支援や相談にも対応し、包括的な支援を行います。
認知症ケア専門士
認知症ケア専門士は、認知症ケアに特化した高度な知識と技術を持つ専門職です。ケアプランの作成や実施、チーム医療のコーディネートなど、包括的なケアを提供します。認知症ケアのリーダーとして、現場での指導や教育も行います。
認知症介護実践者研修
認知症介護実践者研修は、実際の介護現場での実践的な技術と知識を習得するための研修です。認知症の症状や行動の理解、対応方法を学び、質の高いケアを提供します。現場での即戦力として活躍できるスキルを身につけます。
作業療法士【国家資格】
作業療法士は、リハビリテーションを通じて日常生活の活動をサポートする専門職です。身体や精神の障がいを持つ方々が自立した生活を送れるよう、個別のリハビリプランを作成し実施します。国家資格を取得することで、高い専門性を持った支援が可能になります。
理学療法士【国家資格】
理学療法士は、身体機能の回復を目指すリハビリテーションの専門家です。病気やけが、老化などで身体機能が低下した方々に対し、運動療法や物理療法を用いて改善を図ります。国家資格取得後は、医療機関や介護施設で専門的なリハビリテーションを提供します。
介護の分野には多様な資格があり、それぞれが異なる職種やケア方法に対応しています。資格を取得することで、就職や給与面で有利になり、自分の力をさらに試すことができます。漠然と資格取得を考えるのではなく、自分のキャリアを広げるために必要な資格を選ぶことが重要です。
介護の需要増大
この10年で1,000万人の労働人口が減少したと言われる日本ですが、働き手の不足を補っているのがシルバー人材と呼ばれる労働力であるというのも驚きです。
棺桶型の日本の人口分布
棺桶型と呼ばれる世界で唯一の人口分布となっている日本では、働き手の減少、高齢化の増大が進み、介護を必要とする割合が増えていくものと思われます。
働き手が減少し、働き手の生活する社会を支えるためシルバー世代が必要で、そのシルバー世代には介護が必要と言う・・・何か堂々巡り的な状況になっていくように思えます。
つまり、これからの日本では介護に関連する仕事の需要は増えていく一方なのです。
キャリアの詰める介護業界
介護のお仕事は、介護を必要とする利用者を支えることが究極の目的で、そのために現場で利用者を支えたり、介護施設で働いたりするヘルパーさんや、介護のケアプランを作成するケアマネージャーさん、介護の管理・指導を行う介護福祉士さんなど、さまざまな役割の人々が関係して介護業界は運営されています。
つまり、介護業界ではキャリアを積むことで仕事もステップアップすることができる業種なのです。
そして、そのステップアップも5年前後のスパンで行うことができるので、若い人はもちろん、40代の女性でも十分にやりがいのある仕事、キャリアを積む仕事に就くことができるのです。
知り合いの女性の中で、40代で介護関連の職に就き、その後ケアマネージャーの資格を取得し、50代になって介護施設の所長を経てエリアマネージャーに就任し、バリバリ働いている女性がいます。